賃貸物件の探し方【時期編】
いつから探し始めればいい?賃貸契約の流れ
~物件探しから入居までのスケジュール~
進学や就職のために一人暮らしを始めたり、結婚が決まって同棲することになったりと、誰にでも人生に一度はお部屋探しをする機会があるものです。しかし初めてのお部屋探しはわからないことだらけ。引っ越すことは決まっているけれど一体いつから物件を探し始めればいいのかも、契約までにどのような手順を踏んでいくのかもさっぱりという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、物件探しを始める最適な時期と契約までの流れをお伝えしていきます。全体のスケジュールを把握して、余裕を持った引っ越しをしたいですね。
記事の目次
1.さっそく部屋探し!でもいつから探せばいい?
2.賃貸契約をするまでの流れ
2-1 ①部屋の条件を考える・インターネットで物件を探す
2-2 ②不動産会社に行く・気になった物件を内見する
2-3 ③物件を決める・申込・入居審査
2-4 ④重要事項説明・賃貸借契約
2-5 ⑤契約金の入金
2-6 ⑥鍵渡し・引き渡し完了
3.まとめ
さっそく部屋探し!でもいつから探せばいい?
不動産会社に行くのは引っ越し希望日の1ヶ月半~2ヶ月前頃が◎
基本的に賃貸物件というのは、退去が決まってから次の人が入居出来るまでに1ヶ月半~2ヶ月くらいのタイムラグがあります。管理会社や大家さんは効率よく募集をかけるために、入居者には遅くとも退去する1カ月前に退去連絡をもらい、まだ住んでいる状態で次の入居者を募集し始めます。退去後は現状回復のための修繕に2週間前後かかりますから、退去連絡から入居可能になるまでトータルで1ヶ月半~2ヶ月要するということになります。
つまり、引っ越ししたい1ヶ月半~2カ月前に不動産会社へ出向くと、ちょうどいい時期に入居できる物件があるということです。退去したばかりの新着物件ということですね。中にはすぐに埋まってしまう好条件の物件もあります。そういった人気物件は早い者勝ちですから、迷っている間に他で申し込みが入ってしまったなんてこともよくあることです。物件選びを始めたら、ある程度の決断力が必要になってくると言えます。
一方、じっくり探したいからといって探す時期が早すぎるのはよくありません。なぜなら気に入った物件を数週間や数ヶ月もキープすることはでないからです。管理会社や大家さんにはその間家賃収入がないわけですから、「引越し予定日を早める」か「引っ越す前から家賃を払い始める」のどちらかの方法を取ることになります。フリーレント物件を借りた時は一般的に1ヶ月間の家賃が無料になりますので、期間中の都合の良い時に引越しをして入居することができます。
愛知県岡崎市周辺の賃貸物件をお探しの際はぜひお気軽にお問合せください。
賃貸物件を契約するまでの流れ
短期決戦・決断力必要!?賃貸契約までの流れをひとつひとつ解説していきます。
賃貸契約までの主な流れ
①部屋の条件を考える・インターネットで物件を探す
②不動産会社に行く・気になった物件を内見する
③物件を決める・申込・入居審査
④重要事項説明・賃貸借契約
⑤入金
⑥鍵渡し・引き渡し完了
①部屋の条件を考える・インターネットで物件を探す
まずは不動産会社へ出向く前の事前準備として、どのような条件で物件を探すのかを決めます。家賃、間取り、エリア、築年数、設備など、条件は人によって様々。あれもこれも…とついつい欲張ってしまいがちですが、100%理想通りの物件はないと言っていいでしょう。ですから自分にとって「これだけは譲れない」という条件を絞って探してみることが大切です。条件の優先順位をつけることで物件がぐっと見つかりやすくなります。特に家賃・間取り・場所の3つは物件探しにおいて多くの人が重要項目にあげる部分です。
◆家賃:無理な家賃設定は禁物!
家賃は「手取り収入の3分の1程度が妥当」です。手取りが20万円の場合は約6万7,000円、30万円の場合は約10万円が上限の目安です。家賃をあげれば魅力的な物件はたくさん出てきますが、家賃は毎月支払っていくものなので、無理な家賃設定は生活を圧迫してしまいます。毎月支払う固定費には、家賃の他に共益費・駐車場代・町費・保険料・通信料などもありますから、家賃だけでなく月々の総賃料を確認するようにしましょう。不動産会社に行った際は「全部入れて月々〇〇万円まで」と伝えるとそれに合った物件を提示してくれます。
家賃とは別に初期費用の存在も忘れてはいけません。初期費用とは物件に入居する前に支払うお金のことです。主に、「敷金」「礼金」「仲介手数料」「日割り家賃」「火災保険料」「保証会社の料金」などです。これらは全て合わせると、おおよそ家賃の5~6ヶ月分の費用となります。入居するにはある程度のまとまったお金が必要になってくることを念頭に置いておきましょう。
◆間取り:世帯人数やライフスタイルによって考える
お部屋は広ければ広いことにこしたことはありませんが、予算もあるので世帯人数別の一般的な広さの目安を知っておくと良いです。
・一人暮らしの場合は、1Rか1Kのお部屋を選ぶのが一般的です。物が多かったり、頻繁に来客がある場合には一部屋多い1DKや1LDKといった広めの間取りもオススメです。
・二人暮らしの場合は、寝室+リビングで1DKや1LDKといった間取りがオススメです。それぞれの個室が必要といった場合には2DKや2LDKとなります。
また、カップルや新婚さんの場合には将来を見越して2LDKにすると子どもが生まれても住み続けやすいといえます。
・三人家族の場合、子ども部屋+夫婦の寝室+リビングで2LDK以上の物件を選ぶのが基本となってきます。子どもが小さいうちは子ども部屋を作る必要が無いので広めの1LDKでも十分という方もいます。しかし、子どもが生まれると必然的にものが増えるため、収納が十分あるお部屋がいいでしょう。
・四人家族以上になると、子供の年齢にもよりますが、子ども部屋2部屋+夫婦の寝室+リビングの3LDKに住むケースが多くなります。しかし3LDK以上は物件自体が少ないので、やや妥協点が多くなるという点は考慮しておきましょう。
◆場所:まずは職場や学校に通いやすい周辺から
通勤通学は毎日のことですから交通手段、所要時間、乗り換え回数などを考慮して、無理のない範囲で選ぶと良いでしょう。電車なら乗り換えなしで行けたり、車通勤なら30分以内が望ましいです。また夫婦共働きなど、同居人に勤め人が2人以上いる場合には、お互いの勤務先の中間など、どちらか片方に負担が偏らない場所で探すのが望ましいです。勤務先で家賃補助が出る場合は他の条件よりも優先して規定内のエリアで探します。
条件が明確になったら実際に賃貸検索サイトを使って検索してみます。多くのサイトには「賃料」「間取り」「沿線」などの検索機能が付いているので、希望条件を入れれば、それにマッチする物件がすぐに表示されます。家賃相場観を養うためにも、なるべく多くの物件を閲覧することが大切です。
気になる物件が見つかったら、不動産会社に来店予約をとります。前述したように引っ越しの1ヶ月半~2ヶ月前が来店時期の目安です。どの不動産会社に行こうか迷った場合は、インターネットでその会社の口コミを見てみましょう。その地域の不動産会社なら大抵どこも同じ物件を取り扱っているので、利用客からの評価が高い会社は親身になってくれると言っていいでしょう。
行く前には必ず予約することをお勧めします。なぜなら事前準備する時間があるのとないのとでは来店当日の動きに差が生じてしまうからです。あらかじめ検討物件や条件を伝えておくことで、担当者は当日までに物件を選定したり、内見の段取りをしてお客様をお迎えできます。当日いきなり行ってしまうと、ほかの予約客の対応中で待たされたり、管理会社が定休日で最新の空き状況が分からなかったり、管理会社に鍵が借りられなくて内見が出来なかったりします。じっくり時間をかけて対応してもらうためにも必ず予約することをお勧めします。
店頭では引っ越しの時期や条件を聞かれるので、自分の気になった物件などを伝えます。他社が掲載していた物件でもいいので言ってみましょう。空いていれば内見に行くことも可能です。他にも似たような条件の物件を提案してくれるので担当者と一緒に比較検討します。まだネット掲載されていない新着物件があったり、自分にはない視点で物件を探してもらえるので、見たことのない物件に出会えるはずです。
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住みたい物件が見つかったら「入居申込書」に必要事項を記入をします。そのあとに入居審査が行われます。これを無事通過すると、賃貸契約へ進むことが出来ます。申込書には住所・氏名・勤務先・勤続年数・年収などを記入します。審査では家賃を滞納しないで払ってくれそうかどうか、トラブルを起こす心配がないかどうかを見ます。審査は一般的に2日~5日程度かかります。
審査に無事通ると、いよいよ契約の手続きです。賃貸借契約や、重要事項説明書を宅地建物取引士の資格を持った担当者から説明を受けます。また、引っ越しや電気・ガス等のライフラインの手続きも必要に応じて済ませます。たいていの不動産会社には提携している業者がありますので、一括して依頼しておくのが楽でしょう。店頭で安い電気会社を紹介してくれたり、引っ越し業者の一括見積もり依頼までしてもらえます。
⑤契約金の入金
重要事項説明書を終えて特に問題がなければ、指定された期日までに契約金の振り込みをします。支払いが遅れてしまえば信用問題にもかかわるので注意が必要です。
契約金の内容は「敷金」「礼金」「仲介手数料」「日割り家賃」「火災保険料」「保証会社の料金」などになります。これらは「初期費用」とも呼ばれ、契約時に支払うものになります。
鍵は原則契約開始日にお渡しできます。家賃発生日より前に鍵を受け取ることはできません。なぜなら入居日前に火災や水漏れが発生しても保険適用外となり、損害賠償を請求される恐れがあるからです。
入居中の各種問い合わせ先やゴミ出し場所を確認し、これで引き渡し完了となります。
まとめ
いかがでしたか?物件探しの最適な時期と賃貸契約までの流れをご紹介しました。
慣れないお部屋探しは何かと不安がつきものです。この記事が参考になって、すてきな物件で新たなスタートが切れることを願っています。
私たちセレクトホーム岡崎店は、お部屋のメリットだけでなくデメリットもお伝えしています。判断材料がたくさんある中で比較検討していただいたほうが、より納得のいく物件選びができるからです。駐車場の停めやすさや通勤時間帯の混雑箇所まで、賃貸検索サイトだけでは知り得ない細かな情報もお伝えできるのは、毎日この土地で多種多様なお部屋を見てきたからこそです。スタッフ一同、全力でお部屋探しをお手伝いいたします!
愛知県岡崎市周辺の賃貸物件をお探しの際はぜひお気軽にお問合せください。